2008年07月17日

樋口健夫著「図解 仕事ができる人のノート術」

樋口健夫著「図解 仕事ができる人のノート術 - ノートを使って深く考え、発想する122の方法!!」東洋経済新報社、¥1,575
樋口健夫氏はまちがいなく、私の師匠です。今日の私を形成している少なからぬ部分に、樋口さんの影響があると思います。コメントもいただきましたので、久しぶりにこの本を引っ張り出し、読み返してみました。奥付を見ますとこの本は2003年9月発行。そのころ購入していると思いますので、今から4年半ほど前になりますが、内容はまったく古びていません。

 たとえば、会議ではテーブルの図を描き、席順を書いていくことをしていますが、これは樋口さんの受け売りだったのですよね。研修などの初対面の場で、名前を聞いた先から書いていき、必ず名前で問いかけることは大事だと思い、実践していたのですが、これはこの本を読んでからはじめた習慣でした。また、なんでもノートに取り込む姿勢も樋口さんからの影響です。電卓、付箋、名刺、定規、お金、コンタクトレンズの予備、USBメモリ…… 何がなくてもノートさえあれば、それほどこまらないという状況です。逆にもしこのノートをなくしたらと考えると、ぞっとしますね。

 さて、樋口さんはノートを使い倒していらっしゃいます。私はまだここまでには至っていませんが、改めてこの本を読み返してみて、まさに「ノートは人なり」。もし自分が死んでも、このノートがあれば「私」という人格はこのノートに残る、そうなりそうです。すべてを記録する発想、「ユビキタス・キャプチャ」という言葉は最近知りましたが、そのための一つの方法が樋口さんのやりかたです。このあたり、私はまだまだ改善の余地があって(笑)、自分なりの方法をいまだ模索中です。

 この本のキモはいわゆる「アイデアマラソン」で、やればおもしろいと思いつつ、いまだに実行に移せていません。同じことをやる必要はないので、自分なりの「何か」を見つけたいと思っているのですが、仕事とプライベートを分ける方法(あるいは分けない方法)がみつかっておらず、苦慮しているところです。この本自体、まだまだお世話になることが多そうで、少なくとも近い将来にBOOKOFFに行くことはないでしょう(笑)。また読みたいと思っています。
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2008年07月11日

頭のいい人がしている整理・ファイリング術

桃山透著「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」ぱる出版、¥1,470
部屋をきれいにすることはできても、むずかしいのはそれを維持することでは? との疑問から、たまたま目についたこの本を読みました。筆者はまず、「ファイリングをしなさい」と勧めます。で、クリアフォルダや角2封筒はいいのですが、2穴ファイルになると穴をあけなければならないので、もう面倒。「ファイリングをする癖をつけよう」といわれて、それができないから苦労してるんだろう、と一人でツッコミを入れてしまいます。しかし第2章「ファイリングに効く道具活用法」でホチキスやダブルクリップ、長形封筒とゼムクリップときて、これくらいならできるかなと思わせる構成ですね。「ワンペーパーカッター」も便利で、さっそく買いに行こうかと思ったぐらいです(笑)。これ、なんで1枚しか切れないのでしょうね? それはともかく、使ってみたらきっと便利だろうと思います。

 本書はこのあと、机の整理とPCのデータの管理について述べています。PCのファイリングについては、参考になる人が多いのではないでしょうか。私はかなりおおざっぱな分け方しかしていませんけど、捨ててさえいなければ検索でひっかかりますから、それほど心配していません。作成した時期とか、キーワードはそれほど忘れませんから、あまりこだわらなくてもよいかと思います。
 PCでのデータ管理について、私は知らなかったのですが、「デスクトップ上部に、フォルダの内容を表示させる」(p.126)というワザ、これは使えますね。過去に作ったデータを使い回して新しいファイルを作ることは少なからずありますし、そのときに二つ以上のファイルを参照することもあります。するとデスクトップが開いたフォルダでいっぱいになりますので、探すのも大変です。これはさっそく今日から使わせていただきます。

 さて、この本でもっとも参考になるのは、最後の第7章でしょう。整理を行き届かせるためには結局、モノをいかに減らすか(貯めこまない)が大事なのだろうと思います。書類を手にした瞬間に分類する−−必要でないものはすぐに捨て、また必要性がなくなったらたちまち処分することで、モノを増やさないよう努力しなければなりません。このあたりのキモが第7章です。ケータイ、カバンなど道具も視野に入れ、「これならできるかも」と参考になります。「使える」手法を採り入れて、私なりの「ファイリング術」を研究したいと思います。
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2008年07月06日

2008年7月の読書

本が貯まっています。まず新谷弘実著「病気にならない生き方 2 実践編」。会社の同僚から1年以上前に借りた本ですが、まだ読んでいません(笑)。借りっぱなしであることを思い出したので、すぐに読んで返そうと思います。で、他の本を貸してもらおうかと(笑)。借りている本といえば、梅田望夫著「ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)」。図書館で借りていましたが返しています。読みましたので、これから本屋で購入予定です。
 山根一眞著「賢者のデジタル」はおもしろそうです。「変体少女文字」で山根氏の名前を知り、「山根式袋ファイル」でもお世話になりました。「メタルカラーの時代〈1〉 (小学館文庫)」は雑誌連載をちらちら読んでいましたが、このかたを取り上げたことは今までなかったですね。「賢者のデジタル」はここ10年の新聞連載をもとにした本で、山根氏が使ってきたデジタル・ガジェット、およびデジタル機器をめぐる世の中の動きをレビューしていらっしゃいますが、10年も経つとデジタル機器の進化はすさまじいですね。最初に書かれた記事と、現在(2007年時点)からの比較を行っている点でおもしろいです。10年間の機器の進化を確認でき、またこの間の社会の移り変わりをリアルタイムで伝えていらっしゃったようです。Y2Kなんて、今思うと何だったのだろうかと思ってしまいますが、あれから10年近く経ったのですね(遠い目)。

 最後に、築山節著「脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書 250)」。「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)」の続編に当たるそうです。思考を整理し、記憶を強化し、アイデアを生み出して前向きな自分を作る手助けをしてくれる本。これまた読むのが楽しみです。
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2008年06月16日

お金は銀行に預けるな

勝間和代著「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)」光文社新書、¥735
勝間さんの金融リテラシーに関する本です。「勉強本」で以前からお世話になっていましたが、この本は勝間さんのご専門に関する著作で、啓蒙書ですね。

 さて、お金を運用するのはなぜ大切か? 金融の知識を活用することにより、労働からの収入にばかり頼るのではなく、金融からの収入を得て「仕事だけに依存しない」生活を築くことを勝間さんは勧めています。いわゆるワークライフバランスですね。日本人の多くが資産運用を預貯金・持ち家・生命保険の「三本柱」で支えていることは著しくバランスを欠く。「本書を読み終えた1年後には、金融の基礎知識や商品知識をだいたい理解し、自分の意志で資産構成を決められ、おおまかなリスクとリターンを管理できるというところにゴールを設定しています」(p.8)との明確な意図が、本書に込められています。

 本文では、まず第一章で金融リテラシーの必要性について述べ、第二章では具体的な金融商品について解説をしています。株や投資信託に限らず、広く不動産や生命保険、商品にも目配りをしており、私も勉強になりました。第三章はいよいよ実践。「金融でしっかり儲ける方法の基本5原則」、「金融リテラシーを身につけるための10のステップ」などは参考になるでしょう。この「10のステップ」にならい、今年はぜひステップ8の「投資信託以外の商品」、すなわちFXや商品などをはじめたいと思っているところです。

 最後の第四章は「金融を通じた社会責任の遂行」として、資本主義の限界に対して金融リテラシーを身につけることで何ができるのかを考えています。ここ20年あまり、小さな政府を志向してきたことで所得格差が広がっています。減ることの確実な年金をおぎない、そして自分だけでなく、子孫までもが格差に苦しむ可能性を減らすため、われわれは金融リテラシーを身につけることが必要である。また「金融には、政治と同じように社会を変えうる力がある」(p.209)、あたかも「私たちが政治について参政権を持っているように、経済についても投資を通じて参政権を持っている」(p.215)かのように振る舞えるのだとしています。つまり私たちは「短期的な利益につながらなくとも、中長期的には社会全体をより充実させる方向性をもった企業に投資する」(p.212)ことができるのです。これは大切なことだと思います。株を買うことをよく「企業を応援する」ことにたとえますが、短期的な利益を求めて頻繁に売買を重ねるのではなく、中長期的な視野を持って応援する。長いこと持っていられる株を選ぶ姿勢は必要です。地元の企業、環境・文化・社会への貢献、従業員への配慮など、多様な点を考慮する必要があると思います。SRI(社会責任投資)ファンドを有効に活用してもよいでしょう。
 最後に、金融教育について述べておられます。このサイトでもカテゴリを設けていますが、最近は何もエントリしていませんね。わが家では今年、2番目の子が小学校に上がりますから、また「おこづかい問題」が出てくると思います。このことも今後考えていきたいと思っています。
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2008年06月14日

チームハックス

大橋悦夫・佐々木正悟著「チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術」日本実業出版社、¥1,575
チームで仕事をするときのコツを紹介した本です。特にブログやwikiを使う手法は参考になります。これは一人でやっていても意味がない。チームの全員が使うことが前提です。私の職場には、一人一台のPC環境はありませんので、残念ながらそのままは使えませんが、それでもやってみようというのがいくつかあります。

 Webツールはとても有効だと思います。一人で何かを成すのではなく、共同で作り上げる。wiki、google calendar、はてなグループなど、無料で使えるWebツールは、多くの人にとって有効でしょう。オンラインに載せることで、個人情報が流出するなどの危険性はありますから、そのあたりの取り扱いは要注意ですが、普通の使いかたをしている分には問題ないでしょう。予定を共有したり、タスクを公開するのはプレッシャーにもなるでしょうが、仕事を前に進める力が大きいことも事実だと思います。google calendarはIDを持っていますが、今はほとんど使っていないので、ふたたび使ってみようと思っています。しかし予定はカレンダに書き込むのが一番使い勝手がいいのですよ。転記する手間が発生すると、結局使わなくなっていくのかなと思いますが、このあたりはさらに考えておく必要があります。

 この本のもう一つのウリは、ITとは正反対のことがら、実社会でのコミュニケーションです。それは「気配り」だったり、「声がけ」です。ちょっとした、「ハック」なことがらに心理学的な裏付けをしながら解説する形式となっています。
 私はどちらかというと、いわゆる「アナログな」コミュニケーションは得意ではありません。伝えることを忘れていたとかよくありまして、迷惑をかけてしまうことが少なからずあります。メモをとっていても忘れますし、メモを取ること自体を忘れてしまうこともしばしば。もうどうしようもないぐらいに、ダメダメですね。どんなツールを使おうと、結局この部分がなおざりになってしまっていては、組織としては完全な形で機能することはないでしょう。

 「アナログ」だけなら今イチ、デジタルだけでもダメ。そのあたりのバランスは必要になると思います。
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2008年06月03日

2008年6月の読書

5月はなぜか本をたくさん買ってしまいました。たくさんといっても3冊、斉藤孝+梅田望夫「私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))」、佐藤優+亀山郁夫「ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623) (文春新書 623)」、吉本佳生「スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学」。どれも迷った末に買いました。「私塾のすすめ」は梅田氏の「ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)」と、「ロシア闇と魂の国家」は亀山訳のドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)」、「スタバではグランデを買え」はティモシー・フェリスの「なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?」と。脈絡があるようなないような迷いかたですが(笑)、ともかく買った本はこの3冊。もう、おもしろいに決まっていますので、早く読みたいのですが、やはり車通勤に変わってしまってからは本を読んでいる時間が少なくなりました。寝る前に布団の中で本を開きますが、5分と持たず、夢の中…… 図書館でもいくつか借りていますので、読めないですよ(笑)。しかし日垣隆氏が、40代は1日5冊読めと書いていらっしゃいますので、ざざっと目を通して(それでいいのかな?)、まとめてみたいと思っています。その日垣隆「ラクをしないと成果は出ない」も要チェックです。
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2008年05月29日

「超」手帳法

野口悠紀雄著「「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)」講談社、¥1,365
野口悠紀雄氏の出発点とも言うべき「超整理法」以来、野口氏のファンですが、その後雨後の竹の子のように降って湧いた「超」シリーズ(本人のもそうですが、むしろそれ以外のもの)に辟易して、最近ではそれほど注目していませんでした。まもなく年が変わるので、手帳のことでも考えようかと思い、この本を手に取った次第です。1年前の出版ですが、もちろん現時点でも問題なく読める本です。
 さて私は野口氏の「超」整理手帳は使っていません。手帳に関するノウハウはいろいろな人のいろいろな考えかたを利用しており、野口氏もその一人に過ぎません。私はA5のルーズリーフを使っていますが、これはアイデアマラソンの樋口健夫氏からいただいています。書き込むのにある程度の大きさがあった方がいい、かつ値段の安いものということで、ここに行き当たったのが5年ぐらい前かな? 百均で買ったファスナー付きの透明な袋(「クリアケース」というのかな?)にルーズリーフ用の穴をあけていくつかはさみ、ペンや定規、乾電池、使い捨てコンタクトのスペアなど、いろんなものをつっこんで使っています。これはかなり便利。何もなくてもこの1冊だけあると、精神的にかなり支えになります(笑)。今回野口氏の本を読んで、「ペンの遍在」の重要性に気がつきましたので(「ペンは数で勝負」(p.142))、カバンをはじめ手帳そのものにも複数のペンを入れておくことにしました。そしてケータイ、キーホルダなど、あらゆるものにも携帯用の小さなペンをつけることにしました。たくさんペンがあるとそれだけなくす確率も高いので注意が必要ですが、高価なペンを使っているわけではありませんから、割り切って使うこととします。

 野口氏の「A4をそのまま使う」という発想にもつながると思いますが、私がA5のルーズリーフを使うのは、「ほしいものドンピシャ!」が既製品ではほとんどないからです。たとえばアドレス帳。私の場合必要なのは電話番号だけで、住所まで要るのは1割未満です。書きうつすのも面倒ですし(笑)。もっとも、最近はケータイを持つようになったので、電話番号簿はほとんど使わなくなりましたが…… 結局本当にほしいモノは自分で作る以外にないのです。しかし自分で作るといっても、既存のものをA5に縮小印刷をかければ終了。手間いらずです。もちろんA5無地のルーズリーフを手に入れることはそれほどむずかしいことではありませんから、この方法にはとても満足しています。100枚入りというのをまとめて買っておき、職場と家においておいて、必要なときに必要なものを印刷していく。電話番号簿、カレンダ、仕事で必要な統計資料、暇なときの読み物などをいくつか印刷して、はさみこんでいます。また、白紙のノートそのものも、マインドマップするときに便利ですので、そのまま綴じています。マインドマップにはちょっと小さいですが、ないよりはマシ。

 ところで野口氏の手帳にかける思い、並々ならぬものがありますね。かつて「スケジュールに束縛されなかった牧歌的時代」(p.29)から、電話や電子メールなどの技術的条件が整備された現代になって、手帳にもとめられる機能が大きく変わったにもかかわらず、「「十年一日」の従来型」(p.33)、「いや、正確に言えば、20年も30年もまったく変わらない古い姿のままだ」(pp.34-35)と切って捨てる挑発的な発言、ご自身の経験から出発されて、結局「超整理手帳」なるものまで作ってしまわれるというこだわり、執念といいますか、敬服いたします。ただし野口氏に必要なものが誰にとっても100%満たされるものであれば、「超整理手帳」を使えば済む話。私に必要なものは私で作るしかありませんが、私にはそれほどこだわりがあるわけではありませんので、「いかに手を掛けずに自分のニーズを満たすか」を追った結果が私のA5ノートです。「必要なものを自分で作る」という点で、私と野口氏のベクトルは同じ方向を向いていると勝手に解釈しています(笑)。

 さて、手帳の使い方は野口氏によればタイムマネジメント、メモ、ToDo機能が必要で、現在にあってはITも視野に入れるべき。それぞれに野口氏の「こだわりかた」を紹介しておられ、考えかたは非常に参考になります。今すでに手帳を使っておられるのであれば、ご自分の手帳運営の参考に十分なると思います。
 ITに関するくだりでは、デジカメの使いかたが参考になります。メモとしてのデジカメは、こうしてまとめて読んでみるとなるほどと思うことが多数あります。スキャナのかわりに使うという発想は、多くの人にとっても「コロンブスの卵」ではないでしょうか? しかし、この本について私の不満は、まさにこの「ITとの連携」が弱いことです。PDAが世に出たとき、手帳はもう時代遅れだと思いましたが、実際に使ってみると結局アナログの手帳のほうが使い勝手がよい。しかしPDAにはもちろんPDAのよさがあります。とりわけ現在ではケータイが多くの人にとってのPDAであり、メモ帳になっているのではないでしょうか。このあたり、たとえば「IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣」、「TIME HACKS!」などの本はケータイも視野に入れており、仕事を進めていく上でのベストチョイスを模索していると思います(野口氏はケータイについてはあまり言及しておられません)。たぶん、ケータイを持つ以前であれば、野口氏の本は私にピッタリ来る本だったと思いますが、今は選択肢が他にもあるという状況です。アナログの手帳を語る上で野口氏の著作ははずせないでしょうが、私たちは別にアナログにこだわる理由はありません。要は仕事が進めばいいのですから。

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2008年05月10日

マネーはこう動く

藤巻健史著「マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学」光文社、¥1,575
気がついたら、フジマキさんの本が出ていました。発行が2007年7月30日。8月20日でもう4刷です。ちょっと遅くなりましたが、手に入れて読みました。まえがきによると、フジマキさんの資産運用のしかたを通して、「自然に金融とか経済の基本的な知識が身につくのを目標にしたいと思います」(p.2)との意図で書き進められていますが、そのとおり、今の日本経済が抱える問題の丁寧でわかりやすい説明になっていると思います。

 さて、最初に日本銀行のバランスシートを通して、日本経済の抱える今の問題を明らかにしています。現在の問題とはすなわち、日本にマネーがじゃぶじゃぶあふれるほどあるということ。これは国債の発行残高が800兆円を超えていることと決して無関係ではありません、話の流れとしては、国の借金が1996年から2006年までの10年間で2.5倍にふくれあがってしまった。この国債は市中銀行も買いましたが、それだけではさばききれない。だから日銀も手伝って国債を購入しました。この国債を買うために、日銀がたくさん日本銀行券、すなわちマネーを刷ってきました。この、日銀がたくさん刷ってきたマネー、これと日銀にある市中銀行の当座預金を足した金額がベースマネーですが、本来であればベースマネーが増えると信用創造を経て、マネーサプライが増えるはずです。しかし信用創造が起きず、ベースマネーがマネーサプライにつながらない状態になっています。

 この段で行くと、もし何かのきっかけで信用創造のメカニズムが働くようになると、ひょっとしたらインフレ、しかもかなり大きなインフレが起こる可能性があります。ここからフジマキさんのいつもの話につながっていくのですが、要するにこれから資産インフレが起こるかもしれないので、「長期固定でお金を借りるだけ借りて、日本の不動産を買う」、「日本株を買う」、「日本の国債を売る」という話につながっていきます。もう一つ、フジマキさんは「インフレが起こるかもしれないので、外貨建て資産を持っておけ」という流れになります。中でもアメリカの株はまだまだ上がる、アメリカの経常赤字もサブプライムローン問題も関係ない、じゃんじゃん買うべきとのことです。現在はサブプライム問題が尾を引いていて、為替は円高方向、アメリカ株は下落方向に向かっていますが、見かたを変えれば、ドルや株が安くなっているうちにたくさん買っておくべきということになるでしょう。私は、方向としてはフジマキさんのおっしゃっておられることに賛成です。手持ちの預貯金は、可能なかぎりドルやその他の通貨に変えておくことは有効だろうと思いますし、借金をしてまで買うかどうかは別として、土地などの資産を買っておくことはまちがっていないのではないかと思います。

 本文中、アメリカの経済は絶好調だからバブルはない、アメリカ人もバカじゃないからサブプライム問題などぜんぜんリスクのうちに入らない、みたいな強気の発言が見られますが、このあたりはご愛敬ですかね(笑)。実際にはアメリカこけたら世界経済全体にも悪影響が及ぶおそれがあるでしょうから、笑っているばかりでもいられませんが。それでもヨーロッパは順調ですね。ずっと前から、ユーロを買っておくべきだと思っていましたが、わたくしがユーロを仕入れた120円前後の価格がアンカーになっており、結局買えずじまいで、今の局面を迎えています。

 グローバル化と少子化問題の進展で、日本経済の行き着く先が懸念されていますが、確定拠出型年金についてはやはり早めにはじめておかれる方がよろしいのではないでしょうか。運用期間が長いほどたくさん増えるはずです。仮に増えないとしても、今の確定給付型は破綻する、または払った分ほどはもらえないでしょうから(笑)、それなら自己責任で運用するほうが「やられた」と思う感覚は少ないのではないでしょうか。訳もわからないうちにお上に召し上げられるより、自分で運用するほうがずっと「やりがい」があると思います。

 ざっとフジマキさんの議論を見てまいりましたが、私はおおむねフジマキさんの論には賛成です。借金してまで資産インフレに備えるかと言われればそこまではしませんが(だいいち普通の人に、運用のためのお金を貸してくれる銀行はありませんよね)、それでも株と外貨建て資産を増やしていきたいと考えています。
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2008年05月03日

2008年5月の読書

このところ歴史に興味が湧いてきていて、以前から買って積んであった本を読もうとしています。川勝平太著「文明の海洋史観 (中公叢書)」、フェルナン・ブローデル著「地中海〈1〉 (藤原セレクション)」、「文明の文法〈1〉―世界史講義」…… しかしどれもむずかしそうですね(笑)。目次をちらっと見て、早くも挫折しそうな勢いです(笑)。

 その他読みたいと思っている本は、小山龍介著「STUDY HACKS!」、野口悠紀雄著「「超」勉強法 (講談社文庫)」、ちょっと毛色が違いますが、二宮清純著「スポーツを「視る」技術 (講談社現代新書)」などもおもしろそうだなと思っています。GWで、ゆっくりする時間もあるのではないかと思いますので、とりあえず仕入れておこうかと思っています。
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2008年04月23日

図書館

先日は早く帰りましたので、図書館に寄りました。家の近くの図書館は19時まで開いているので便利です。マンガもたくさん置いてあります。

 というわけで閉館15分前に駆け込み、急いで貸し出しの手続きをしました。借りたのは「島耕作」シリーズ、そしてカルロス・ゴーン著「ゴーンテキスト ビジネスの教科書」、梅森浩一著「残業しない技術」です。マンガのほうはともかく、残りの2冊については、ブログに載せられたらと思っています。というわけで、梅森氏の著作については、本編をどうぞ。

 コーンさんの本はCDがついています。英語の勉強にもなるだろうと思います。原文の声とテキスト、その日本語訳がついていますので、並べて読んでみるとおもしろいのではないでしょうか? しかしゴーンさん、どんな英語をしゃべられるのでしょうか? 聞くのが楽しみです。
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