2007年07月26日

「よのなか」科

藤原和博・三室和也著「親と子の[よのなか]科 ちくま新書
総合的な学習の時間”家庭版”(p.009)。授業のような仕掛けがあるかどうかはともかく、考える材料は日常にたくさん転がっている。親のほうは大変で、いつでもアンテナを張り巡らせておく。引っかかったらどう料理するか。子ども次第で、意外なところに進んでいく場合もあります。

 もともとこの「総合的な学習の時間」は「生きる力」をつけるためのものだとあります。「生きる力」とはまた大げさな! と思いますが、「生活の中で頭をどう使うか」を教えることは大切かと思います。筆者たちがめざすのは「そしていっしょに考えてみましょう。「なぜ」に対する仮説を。繰り返しますが、正解を探すのが目的ではありません」(p.065)。考える癖をつけるようになってほしいとの筆者の願いです。
 これ、一次的にはテレビやビデオゲームより、本を読んだりすることにつながるのかなと思います。これまた最近何度も引いていますが、ピーター・フランクル氏は「趣味は勉強」とおっしゃっていましたが、本当に学ぶことは楽しい。以前も書いたかと思いますが、本の知識が「つながって」、「使える」ようになるにはずいぶんと時間がかかるように思います。対処療法としての読書では続かない。すぐに効果の現れるメリットではなく、今は単に楽しい、それがいずれ血となり肉となっていく、そういったものが読書であり勉強、ひいては教養につながるのであろうと思います。
 さいわい、うちの子どもたちはみんな本が嫌いではなさそうで、図書館に子どもたちを連れて行くとみんな思い思いに自分の興味の向く本を見つけてきては、静かに読んでいます。知識が「生きる力」につながるのかどうかはよくわかりませんが、知識はないよりあったほうがマシでしょうし、荷物になったりすることはないですから、ことさらに知識を増やす努力は不要としても、ほどほどの知識はあってよいでしょう。また、大人になれば静かに本を読む習慣など消え去ってしまいますが、すくなくとも机の前に座って静かに勉強することは将来できるようになるだろうとも推測できます。

 さて、生活の中である問題が起こったとき、後から振り返って「もう少し考えておけばよかった」と後悔することは、私の場合よくあります。そういった後悔を減らすために、考える癖はつけておいたほうがよいのでは? そして私たちの子どもにも、「考えられる人」になってほしいと思っています。

 ちなみに私は自分の子どもに対しては、こんな感じで接するようにしています。
1)答えを教えない  これは本当はなかなかできないのですけど。理想は子どもたち自身で答えを考え出すことだと思います。しかし答えが見つけ出せなければいやになるだろうし、答えを与えてしまっても飽きる。かねあいがむずかしいです。ヒントの与えかたにかなり気をつかいます。
2)答えを否定しない  明らかに違っている場合には流して(笑)、正解が出たところで前の答えをやんわりと訂正します。「そういう場合もあるかもしれないけど」などとフォローしています(笑)。
3)関連知識を紹介する  次につなげるという意味で、いろんなケースを想定して伝えること。しかしそのとき全部は言いません。つい、自分の知っていることはすべて伝えたくなりますが、その誘惑に打ち勝たねばなりません。考える余地を残しておいてあげる。

 教えかた、子どもへの接しかたに正解があるわけでもなく、またまちがいがあったとしても、それは取り返しのつくものでありましょうから、あまり神経質になることもないかなと思います。子どもが成長して私たちの手を離れるまで、まだ時間はあります。いつも何を教えるか考えているのでは、子どもたちも息が詰まるでしょう。また親がこの程度ですから、子どもが私たちより優秀だとしても、たかが知れています(笑)。大成するのはむずかしいとしても、普通に育てれば我々程度には育ってくれるでしょう。とりあえず子どもへの接しかたとしては勉強になる本ではないでしょうか? と無理矢理結論づけておきます(笑)。
posted by zxcvaq at 07:20| Comment(0) | TrackBack(1) | ☆☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

2007年7月の読書

勝間和代著「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」。たまたま立ち読みしたのですが、おもしろい! これは「買い」です。すでに半分近くは立ち読みしましたが、翌日さっそく電気屋に走りました(笑)。詳細は本編にて。

 つづいて「9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言」。すごいドキュメンタリです。映像を見ているよう。崩壊までの時間の経過に従って、WTC内の様子が語られていきます。私たちはすでに結末を知っていますが、内部で起こった生々しいやりとりを見ることができます。また、単純に消防士や警察官を英雄視しているわけではなく、両者の軋轢が描かれていたり、ビル建設にあたっての行政側の不備や経済原則重視の姿勢などを見ると、もし適切にビルが建てられていれば、仮に飛行機がぶつかったとしても、これほどの惨事にはならなかったのではないかとも考えられます。厚い本ですが、読み応えあり、おすすめです。

 以前取り上げましたが、ロビン・シャーマ著「3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知」。妻が読みおえたかどうかわかりませんが、とりあえず暇なときに少しずつ読んでいます。勝間さんの本にもありますが、勉強することはとても大事だと思います。仮にそれで年収が上がらなくても、知識が増えることは楽しい。ま、そういうことばかりではなく、普段の生活の中で少しずつ考えかたを変えていくことで、人生はもっと楽しく、充実したものになるだろうと思います。
posted by zxcvaq at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の予告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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